夜中トイレに目が覚めるのは

読者像

30代女性、独身 事務職、仕事は落ち着いている。寝ている間に何度も目が覚める。なんとなく値付けていない漢字はするが、何か病気をしている意識はない。

夜中トイレに目が覚めるのは

特に体調が悪いわけではない。ストレスも適度に解消している。それなのに、眠りが浅いのか、夜中にトイレに行きたくなって目が覚める。夜に目が覚めてしまうことで、朝になっても疲れが取れず、困っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。夜中に目が覚めてしまう症状は、尿意、睡眠の2つの側面から考えることができますが、病気でなければその原因の特定は難しく、特に自身では改善の糸口がつかめないこともあるかと思います。

今回はそんな症状を、睡眠、尿意の2つの観点から、また、体の状態を「気」「血」「水」3つの要素のバランスからとらえる東洋医学の見方も交え解説していきます。

睡眠の質

夜中にトイレに行きたくなる原因の1つは、眠りが浅いことですね。意外とすっと眠りに入れても、なぜかトイレに行きたくなって目が覚めてしまう。自分の眠れている、という感覚と、実際に深い眠りについているかどうかには、差があることがあります。眠りは主に、体の睡眠リズムによるものと、眠りを妨げる睡眠物質の影響によるものとがありますが、この睡眠リズムというものは体の中に2つあり、眠りにつくタイミングでその2つを一致させることが大切になってきます。しかし、夜間でも行動が可能になった現代の生活の中では、そのリズムを狂わす要素がたくさんあるんですね。

2つの睡眠リズム

ヒトの体には、睡眠覚醒リズム、新部隊温リズムと呼ばれる2つのリズムが存在します。新部隊温リズムは、もともと動物それぞれが、体の中に持っているリズムであり、ちょっとやそっとでずれることはありません。基礎的な起床時間の11時間後に体温は最も上昇し、22時間後に最も低くなります。そして、この体温が最も低い時間帯に入眠することが、良い眠りを得るために大切なこととなります。

一方で、睡眠覚醒リズムは比較的ずれやすいリズムであり、朝、日光を浴びたり食事をしたりして、体が覚醒、セロトニンという覚醒のためのホルモンが分泌されます。これが、日が暮れると、メラトニンという睡眠ホルモンに変化していき、睡眠覚醒リズムを作り出しています。そのため、起床、入眠時間に極端に変化のある生活をしていると、すぐにリズムはくるってしまうのです。

時差ボケというのはこの最たる例ですね。新部隊温リズムは地球の反対へ行ってもすぐには変わりませんが、セロトニン、メラトニンによる睡眠覚醒リズムは、時差によってタイミングがずれてしまうため、2つのリズムがかみ合わなくなり、体に不調をきたす、というわけです。

この2つのリズムを守るためには、特にずれやすい睡眠覚醒リズムをコントロールする必要があるわけですが、そのためには、寝うる時間を決める良いr、朝起きる時間を一定にすることが大切です。そして、このリズムを調律する細かい要素は、自律神経のコントロールによるところが大きく、寝る直前の食事を控えたり、夜に脳を活発にしてしまう、スマホ操作を控えるなど、脳の覚醒をコントロールする必要があるのです。

ゲームはストレスを解消すると思われがちですが、欲求によって脳を覚醒される大きな要因となっていますし、お酒も、深酒は厳禁、飲むのであれば少量の強いお酒をクイッと飲むなどコツがあったりします。また、呼吸も自律神経と深いかかわりがあるため、眠る直前に悩み事がぐるぐる回りだしたり、妙に頭が冴えたりする人は、特に長い呼吸を意識するとよいかもしれません。睡眠に関してさらに詳しく知りたい方は、下の記事で紹介していますので、一度目を通してみてください。

<不眠症の原因は>

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